もう歯が汚いとは言わせない!審美歯科のまとめ

歪んだ歯並びや黄ばんだ歯を綺麗にするため、ホワイトニングや歯科矯正の情報を発信していきます

患者に決断を委ねる歯科医師

きちんと説明する理由

近年は歯科医院でもデジタル化が進んでおり、撮影したレントゲン写真をすぐさまモニターで見ることができます。
従来のモノクロ画像はもちろん、カラーに切り替えて表示することもできますし、問題のある部分だけをクローズアップさせることも可能です。
レントゲンは口腔内全体が写るパノラマ写真から、より鮮明な画像で写し出すことができるデンタル撮影の両方がありますので、歯科医師は情報収集のためにも両方撮影することがよくあります。
他にも歯型を採って模型を作り、既成の模型も使って状態の違いを補足説明する歯科医師もいます。

 


特に抜歯をする必要がある場合などは、抜いた後の処置についてもきちんと説明をしておかなければなりません。
抜いてしまった歯は元に戻すことができませんし、神経を抜く時も同様です。
そのため抜いてから聞いていなかった、いやきちんと説明したと押し問答になることを避けるためにも、説明に時間を割く歯科医師が増えています。

自主性を重んじるか責任回避か

歯科的な観点から見れば抜いた方が良いと思われる歯であっても、患者の了承がなければ抜くことはできません。
また神経を取ったり虫歯を削って金属を詰めるときも、患者に伝えて了承を得てからでないと治療に当たらない歯科医師もいます。
しかし患者にとってはよくわからないことについて即決を促されても、答えられないことの方が多いものです。
全面的に先生にお願いしますという返答でない限り、歯科医師の中には自分が決めるべきことではないのでと治療を回避する場合もあります。
処置をした方がいい状態でも、患者が望まないなら行わないという自主性を重んじていると捉えるか、医師としての判断だけを優先したと取られる責任を回避するためと捉えるかは見解が分かれるところでしょう。

患者への説明を丁寧に行ってくれると評判のフェリーチェデンタルクリニック

患者の考えに耳を傾けてくれるかどうか

患者個々によって求める治療が異なるのは致し方ないことですが、大切なのはその希望に熱心に歯科医師が耳を傾けてくれるかどうかです。
歯を抜きたくないという思いにはそれに見合うだけの理由があるはずですので、歯科医学の観点だけで抜歯を勧めるばかりの歯科医師なら、抜いてから後悔することにもなりかねません。
しかし抜いた方がこのようなメリットがあり、抜いた後はこんな方法で治療をしていきますとの説明があれば、納得することができますし安心して治療をしてもらえるはずです。
説明に納得できない場合や不十分な説明で決断を促された場合は、自分が理解できるまでとことん説明を求めるのは患者が持つ当然の権利と言えます。