もう歯が汚いとは言わせない!審美歯科のまとめ

歪んだ歯並びや黄ばんだ歯を綺麗にするため、ホワイトニングや歯科矯正の情報を発信していきます

治療によって異なる歯科医院での麻酔

麻酔が苦手な人も多い

歯科医院を受診する人の中には、歯を削ったりすることは平気だけれど麻酔だけはどうも苦手という人がいます。
虫歯の治療を行うときは、麻酔が効いていれば痛みを感じることはありません。
しかし麻酔を打つ時にはどうしても痛みを伴うため、その痛みが嫌だと感じている人も多いのです。

 歯の治療を行う際には、麻酔なしでは到底痛みに耐えることができないものが多々あります。
口腔内には麻酔の注射針を刺したときにあまり痛みを感じない部分と、非常に強い痛みを感じる部分があります。
特に痛みを感じるのが前歯部の歯肉に麻酔を打つ場合で、前歯部は歯肉が薄いために他の部分よりも一層痛みが強くなってしまうのです。
また体質によって麻酔が切れる時間も様々で、効いている間は食事がしづらくしびれた感覚が続くことも苦手とされる要因と考えられます。

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短時間で切れる麻酔薬を使用する

歯科医院で行う治療で麻酔が必要になる場合、すべて同じ麻酔薬を使用せずに処置によって使い分けている歯科医院もあります。
例えば削って詰めるだけの処置や、削った後に歯型を採って仮詰めをして終わることができる処置なら30分ほど麻酔が効いていれば十分です。
そのため短時間の処置で使う麻酔には、血管収縮薬の配合されていない局所麻酔剤を使用して浸潤麻酔(浸麻)を行います。
この麻酔剤は血管を収縮させる効果がないため、止血作用がありません。
従って出血を伴う処置には不向きですが、出血する恐れがない場合なら処置後30分ほどで麻酔が切れて早く元の感覚が戻ります。
麻酔が効いている間は頬粘膜を噛んでも分からないため、短時間で醒める麻酔でいい場合はこの麻酔薬が使われます。

出血を伴う処置の場合

処置時間が30分を超え、なおかつ出血することが予測される抜歯や抜髄を行う場合は、血管収縮薬を含んでいる局所麻酔剤を使用して浸潤麻酔を行います。
親知らずなどで難抜歯になる場合は、同じ局所麻酔剤を使用して先に伝達麻酔(伝麻)をしてから、親知らずの周囲に浸潤麻酔で局所麻酔も施します。
注射針は浸麻と伝麻では異なり、伝麻の方が太いのが特徴です。
血管収縮薬を含んでいる浸麻を行った時は、処置後およそ1時間は麻酔が効いた状態となります。
また伝麻の場合は麻酔をした側の顎と舌の半分が、2時間ほどしびれた状態が続きます。
しかしこれはあくまでも平均的な目安ですので、人によっては完全に麻酔が醒めるまで浸麻で3時間、伝麻なら半日ぐらいかかる人もいます。