もう歯が汚いとは言わせない!審美歯科のまとめ

歪んだ歯並びや黄ばんだ歯を綺麗にするため、ホワイトニングや歯科矯正の情報を発信していきます

歯科医院で処方されるうがい薬の正しい使い方

抜歯後のうがいは慎重に

歯科医院で抜歯を行った場合、止血したことをきちんと確認してから診察を終了します。
また帰宅してから出血したきた時に備えて、滅菌済みのガーゼを渡している歯科医院もあります。
帰宅した後に飲食した場合、時にはいったん止まっていた血が流れ出すことがありますが、通常はガーゼを小さく折りたたみ何枚か重ねて傷口に当てて20分ほど噛んでいれば止まります。

 歯磨きをする時は抜いた部分に歯ブラシを当てないように気をつければ、いつもと同じように行ってかまいません。
しかしうがいの仕方には注意が必要で、ブクブクペッと強く吐き出すうがいをすると、その拍子に傷口に固まっていた血液がポロっと取れてしまうことがあります。
そのため歯科医院で外科処置を受けた後にうがいをする時は、慎重に行わなければなりません。

血液の塊が取れると傷の治りに影響する

前述したような強いうがいをして固まっていた血液が取れてしまうと、歯槽骨が露出するドライソケットという状態を引き起こします。
抜歯をするとは歯槽骨に植わっている歯を骨から外して抜くわけですから、抜いた部分の骨は歯がなくなったことによって口腔内とつながります。
しかし抜くときには出血も起こしますが、この出血した血液こそが骨から守ってくれるのです。
傷口を保護する血液の塊が取れてドライソケットになると、刺激がダイレクトに骨に伝わります。
ドライソケットは痛みが長い間続きますので、傷口に入れるとゼリー状になって保護してくれるスポンゼルが入れられますが、痛みが完全に取れるまでは数週間はかかるでしょう。

口腔内に回すようにするのがポイント

抜歯後は強いうがいをすることや唾を吐きだすことは厳禁で、唾を吐きだす行為も強くうがいをして吐き出すのと同じことになります。
また抜いたところをブラッシングできないため、清潔にするためにも必要があればうがい薬が出されます。
通常は毎食後や就寝前に行いますが、不快感があればそれ以外の時に使用しても問題ありません。
歯科医院で処方されるうがい薬は、風邪をひいたときや咽喉が痛いときに使ううがい薬のようにガラガラガラとうがいするのではなく、口に含んでゆっくりと回すようにします。
20秒間ほど口に含んでゆっくりと口腔内全体に回したらそっと吐き出すというのが、歯科医院で処方されたうがい薬の正しい使い方なのです。
これまで喉の奥にうがい薬が行くように、上を向いてうがいをしていたなら、歯科治療後のうがいはやり方が異なることを覚えておくと良いでしょう。

https://www.komatsu-shika.info/