ポリリン酸ホワイトニングは3倍白くならない!?その実力を徹底究明!
ファッション雑誌やメディアでも多数取り上げられ、モデルさんや芸能人からも指示を集めている、何かと話題のポリリン酸ホワイトニング。従来の3倍白くなる!と多方面から絶賛される一方で、あまり白くならなかったという声も少なくはありません。
そんなホットなポリリン酸ホワイトニングの実力を徹底的に見ていきましょう。
1.ポリリン酸ホワイトニングが持つ5つのメリット
1-1.従来のホワイトニングよりもリーズナブル
ホワイトニングは歯を白くする際に使う薬剤の原価によって、施術にかかる費用が大きく変わってきます。
ポリリン酸ホワイトニングに使うポリリン酸ナトリウムはとても安価なものなので、数あるホワイトニングの中でもポリリン酸ホワイトニングは料金がかなりお手ごろに設定されています。
1-2.虫歯を予防することができる
ポリリン酸ナトリウムには歯をコーティングし、さらに菌が繁殖するのを防ぐ作用があります。
ホワイトニングをしながら虫歯や歯周病を予防できるというのはかなり魅力的ですね。
1-3.ホワイトニング直後でも食事ができる
通常ホワイトニングを行うと、過酸化水素の作用によって歯の表面にある膜が一時的になくなってしまい、24時間ほどは色の濃いものを飲んだり食べたりすることができません。
しかしポリリン酸ホワイトニングはコーティング効果があるので、着色を気にせずにホワイトニング直後から飲み食いをすることが出来ます。
1-4.自宅でも手軽にホワイトニングをできる
自宅でホワイトニングというと、マウスピースを使用するホームホワイトニングを思い浮かべるかもしれません。
しかしポリリン酸ナトリウムは医薬品に指定されていないので、市販のジェルなどが販売されており、またポリリン酸ナトリウム配合の歯磨き粉などもあります。まさにホームケア感覚でホワイトニングができるんですね。
1-5.ポリリン酸ホワイトニングはしみない・痛くない
ホワイトニングを行う上で最大の障害の一つが痛みや知覚過敏です。しかしポリリン酸ナトリウムはもともと人体の中にも存在するもので、食品添加物などにも使用される安全な成分です。
当然しみや痛みもなく、安心してホワイトニングを行うことが出来ます。
2.ポリリン酸ホワイトニングが3倍白くならない3つの理由
2-1.ポリリン酸ナトリウム自体には強い漂白作用はない
3倍白くなるというと、ポリリン酸ナトリウムは素晴らしい漂白力がある成分なのか!と思われるかもしれません。しかし、ポリリン酸ナトリウムが着色を除去する作用は、実は歯のごく表面のエナメル質までに限られているんです。
なのでヤニや紅茶などによる表面の着色には効果がありますが、歯の内部やエナメル質まで白くするには、従来のホワイトニングと同じ過酸化水素を配合する必要があります。当然3倍白くなると根拠はどこにもありません。
2-2.白く出来る限界値が低い
通常のホワイトニングは、回数を重ねることでどんどん明るいトーンの白さにすることができます。
しかしポリリン酸ホワイトニングは歯の表面に効果が限定されているので、2回目以降の施術で効果が全く出ないことも珍しくありません。
2-3.エステサロンでのポリリン酸ホワイトニングはホワイトニングではなくクリーニング
ポリリン酸ホワイトニングは歯科医院ではなく、エステサロンなどでも受けられるのが特徴の一つです。しかし医療機関ではないエステサロンで行うポリリン酸ホワイトニングは一切過酸化水素が含まれていません。
当然歯のごく表面の着色汚れを除去する程度の効能しかないので、歯が変色している場合にはほとんど白くならないので注意が必要です。
モデルさんや有名タレント等の宣伝により、エステでの人気メニューにもなっていますが、気休め程度の効果しかないと言うことを知っておく必要があります。
当然3倍どころか1/3も白くなりません。
3.ポリリン酸ホワイトニングについてまとめると
安くて痛くないけれど、従来のホワイトニングよりは漂白力が弱いのがポリリン酸ホワイトニングです。
がっつり白くしたい方にはおすすめできませんが、知覚過敏の方などには向いている方法ですね。またホームケア用品も豊富なので、ヘビースモーカーさんのデイリーケアとしても優秀であると言えます。
「3倍白くなる」という謳い文句に惹かれた方はやはり芸能人の様な白い歯に憧れが強いかと思いますが、そのような仕上がりをご希望でしたら、綱島の歯医者などでも行っている「デュアルホワイトニング」がおすすめです。